訳(意訳): BSVJ
Dr.クレイグ・ライトです。ビットコイン発明人であり、またサトシ・ナカモトとしても知られています。
今日、私が話したいことは、コインベースとクラーケンに対する訴訟についてです。時に、これらの組織は交換業者と呼ばれますが、実際のところは呑屋に他なりません。不法な賭博行為のギャンブルサイトです。その一つは法の監視下になく、また一つは躊躇なく消費者から金銭を搾取しています。
彼らは自らの正当性を主張したい考えですが、BTCがビットコインであると偽り、数千億ドル規模のペテンに関与し、金銭を稼いでいます。基本的にそうしたことは消費者搾取です。
ビットコインは一つです。BTCがビットコインであるとの主張は間違いです。ビットコインが変わってしまうことはありません。ビットコインを立ち上げたとき、私は「固定(セットインストーン)」を掲げました。目的があってのことです。開発者を権威に立てないプロトコルを設定するためです。
システムに変更を加えることができなければ、あいつが嫌いだと言い勝手気ままに誰かを追放することはできません。そのようなBTCのあり方では、誰が勝ち、負け、苦しむかを選定することができます。そんなことは、私のシステムでは歓迎できません。またそのようなことは「お金」を取り巻く環境に起こって欲しくないものです。
「変更を加えていい」といったBTCの主張は間違っていますが、その主張理由はそれ以上に酷いものです。
BTCはビットコインからパーツが削ぎ取られた様態にあります。それらのパーツは重要です。80年代から90年代に始まるデジタル通貨や暗号通貨は数百あるいは数千に及びますが、ビットコインを異質にしている重要な要素の一つがトレーサビリティです。
お金が追跡機能を備え持つことの意味は、デジタルシステム上起こり得る凶悪犯罪を法執行によって防ぐのに役立ちます。ただ、それを好まない者がいます。トレーサビリティを削ぎ取り、アノニマスなシステムへと再構築しようとします。それはテロ資金支援、資金洗浄、児童ポルノ、人身売買に用いるためです。そんなものは私のシステムに必要ありません。私の発明にはありません。それはビットコインの一部ではないのです。
私が創造したビットコイン、ブロックチェーンはデジタルキャッシュシステムであり、暗号通貨と異なります。不変の記録システムにはトレース能力が組み込まれています。過去、80年代及び90年代からドットコムバブル崩壊まで存在した数百、あるいは数千ものデジタルキャッシュや暗号通貨は、そのどれもがトレース機能を持ちませんでした。それらが失敗に終わった理由は、どれもみな法をかいくぐる使い方、不正用途を模索したためです。ビットコインはトレーサビリティをもって、そうしたことに終止符を打とうとデザインされたものです。
BTCコアメンバーは恣意的にそうした能力を排除しようとしています。セグウィットやタップルート、他、彼らが言うところのプラバシーは児童ポルノであり、違法薬物、闇の資金洗浄などで法執行を阻害するシステムです。当然、まともな人物がこれを耳にすれば、その危険性を指摘するはずです。ビットコインは現金のようなものですが、連番を持つ現金とは異なります。彼らが構築しようとしているものは違法なシステムです。私の発明の範囲でそうすることを私は許しません。
私の望みは、これらのメンバーに多額の利益をもたらしている犯罪、詐欺行為を止めることです。それら頂点に座す少数のメンバーによって消費者は搾取され、破滅に追いやられているのです。お金を送金したいだけの人々、投資を目指す人々などが不当に資産を失っています。そうしたことは終わります。
これに勝訴するとき、交換業者によるビットコイン名使用が禁止されます。BTCの販売及びトレーディングはできません。さらに、被害を補償しなくてはなりません。ビットコインブランドにもたらされたダメージは数千億ドルに上ります。まだ誰もそれを直視していません。
