ビットコインSV:データネットワークプロトコルのデビュー/「BaaS」ブロックチェーンをクラウドサービスで提供する by ジミー・ウィン②|14th Ritossa GFOIS, Blockchain as a Service (BaaS) - Jimmy Nguyen 2

訳:BSVJ

4:40 – 8:08

「データ」はこれまで、企業が自社サーバーや設備等に保管するのが常でした。また、過去10年間はクラウドサービスの発展を目にしてきましたが、企業は自社設備の他、国外のサービス、例えばアマゾンやグーグル、アジュールなどへもデータを保管するようになっています。このようなサービスは大きな発展を遂げましたが、それと同時に、顧客が預けるデータはサービス提供者のコントロール下に置かれていることを意味します。

今日、データ保存やマネージメントを行うにあたり、よりパワフルでベターな手段があったらどうでしょう。それはまさにビットコインブロックチェーン、取り分けBSVによって提供可能なものです。

ビットコインとは本来どういうものであったか、我々はそこへ回帰します。その言葉通り、ビットはデータ、コインはマネーを指し、ビットコインが当初より目指してきたものはデータとマネーの融合です。

今日、多くの人がビットコインは価値上昇を目指す投機資産であると考えています。私は常に、そして第一にビットコインは私からあなたへ世界中どこへでも、二つの計算装置による相互間やり取りの中でビットコインを送るデータネットワークであると考えてきました。

ビットコインブロックチェーンはある種のデータベースに過ぎませんが、ビットコインが世界にもたらした違いは、一企業が行うのではなく、例えば、この部屋の中心にデータベースがあると仮定すると、それと同記録のコピーが各テーブルの皆さんの手元に用意されており、そこには日時が刻印され、同じ事象の取引記録をみなで確認するというものです。みなで同じ記録を共有しているわけですから不正は難しく、世界で起こった事の「正直」な歴史を確認し合うことができます。

2009年、ビットコインの出現と同時に、世界に「データネットワークプロトコル」がデビューしました。ちょうどそれはインターネットプロトコルのように、それが何であるのかについて人々が特に考えることはありませんが、インターネットはIPTCP上で稼働していて、これらは言わばルール設定であり、ディバイスがネットワーク上をデータがどう移動するかというルールを定めたものです。

ビットコイン(プロトコル)も同様です。それは皆さんに0.5ビットコインを送るといった決済面に留まることなく、チェーンにデータを書き込み、そのデータを読み込み、消費者はデータを所有し、自身のデータを収益化する能力を備えます。それは、ビットコインで少額決済、データ処理が可能であるためです。

ビットコインの登場理由は、それ以前はオンライン決済が容易でなかったことがあります。これを私的データベースではなく、ブロックチェーン上で行うことが重要で、その利点は誰もが同じ情報を共有していることにあります。それは「世界共通の真実の情報源」で、これにより産業界においては(信用)仲介人を省くことにつながります。例えば、サプライチェーンや決済業界において仲介者を省くことは、より効率的な基盤を持つことを意味します。

また、それはデータのサイロ化を止めることにもつながります。ヘルスケアの分野などでは、例えばアメリカで私のかかりつけ医は、私の医療データを他の病院や検査機関から切り離して管理しています。私の健康生活上の過去の完全なる医療データを一括して管理する体制がないためです。ブロックチェーンベースの電子医療記録システムはここを変えることができます。これはヘルスケア業界に非常に高い効率性と進歩をもたらすものです。さらに、そのデータとともにブロックチェーンを通じて少額のオンライン決済を行うことも可能です。

 

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