東京証券取引所はカタカナ表記で「東京ストック・エクスチェンジ=TSE」です。
英語のexchangeの直訳は「交換・所」ですが、日本語では「取引所」などと訳されます。
「取引」は英語では本来tradingやdealingなどですので、正確にはexchangeと同義語ではありません。
その名の通り、エクスチェンジは何かを交換する場で、TSEの場合はストック、つまり証券を「交換」します。
TDXPは「CFD」プラットフォームで、交換する「モノ」を取り扱いません。
CFDはコントラクト・フォー・ディファレンスと呼ばれる「差金決済取引」で、FXなどがその代表例です。
何らかの市場取引の値動きに対し、その数値のハイ&ローを予測します。
カジノはトランプやルーレットを、競馬は競走馬を使ってその結果に賭けます。CFDは金融市場の値動きに追随する賭け事です。
よってCFD取引が取引対処となる資産価格に影響を及ぼすことはありません。
また、CFDは交換を裏付けるモノを用意しないことから、買建玉(ロングポジション)の現引(決済せずに対象物を受け取る)や、その逆の売建玉(ショートポジション)を解消する現渡(決済せずに対象物をどこかで調達して差し出す)を行うことはできません。
一部のFX業者などは、現引・現渡をサービスの一環として行っています。
CFDは過去には禁止された「バケツショップ」が起源であると言われます。
その後90年代に入り、ロンドン発のいわゆる金融ビッグバンで解禁された金融取引の一つで、2000年代には日本においても解禁され、英企業のCMCやIGなどが過去、日本市場のパイオニア的存在となりました。
CFDの場合、時に「手数料がかからない」という表現をしますが、それはあまり正確ではありません。
「スプレッド」、つまり売値と買値に差を設け、プラットフォーム業者はその差額によって収益を得ます。
これに対し、交換所では取引対象はその時々の相対価格(一致した価格)で売買されます。一般に、証券会社は交換所ではなく、交換所にアクセスする資格を持った仲介業者を指します。
CFDでは、セッションを超えてロールオーバー、つまりポジションを持ち越すには手数料がかかります。
TDXPではそれをホールディン手数料と呼び、1セッションを8時間に設定しています。
TDXPの特質すべき点は、BSVの「即時マイクロペイメントシステム」を使用している点です。
これにより、利用者は自らのウォレットから直接取引し、ウォレット上で損益を決済します。資金を預ける必要はなく、口座を持つ必要もありません。
BSVの即時マイクロペイメントシステムの一回当たりの決済コストは10分の1円未満です。
この額は利用増とともに小さくなるよう設計されていて、数年内にそれは千分の1円(1セント)、いずれはほぼ無料となることをサトシ・ナカモトおよび氏のチームは目指しています。
