ビットコインSVについて書くとき、私はなぜ「トロール」に遭うのでしょう=アイリーン・ブラウン with チャールズ・ミラー|Eileen Brown: Why do I get trolled when I write about Bitcoin SV? - CoinGeek Conversations
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本日のゲストは、テクノロジー関連ビジネス全域をカバーするZDNet誌のジャーナリストであり、またソーシャルメディアのエクスパートのアイリーン・ブラウン氏です。
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チャールズ・ミラー: あなたはジャーナリストとして、テクノロジー全般、非常に広範囲に渡って書かれています。投稿先のZDNetを拝見しましたが、ここ数日間だけでも、ナイトビジョンカメラ、リンクトイン、フェイスブックやスマートデバイス等、他にも多数書かれています。テクノロジーに関するあなたの豊富な知識に照らし、BSVサポーターやこの分野で起業する人々など、どのようにお考えでしょうか。
アイリーン・ブラウン: 非常に興味深いものです。実はBSVが持つテクノロジーの可能性以外にも、私の興味をひいたものがあります。
私は中立性を保つため、他のブロックチェーンについても書いていますが、企業の視点においてスケーラビリティは非常に重要であると考え、2月にBSVのジェネシスプロトコルを取り上げました。その際に、私は3週間近くに渡りトロール(挑発・荒し)に遭ったのです。過去にそのようなことは一度もありませんでした。
以前、エンタープライズブロックチェーンやビットコインキャッシュ、イーサリアムについて書いたことがありますが、そのようなことは起こりませんでした。他のビットコインプロトコルについて書いたときもトロールは一切ありませんでした。
なぜビットコインSVについて書くと私はトローリングに遭うのかと、このことで私の興味はピークに達しました。人々がなぜそれほどまでにビットコインSVを憎んでいるのか。なぜ私に対して嫌がらせを行うのか。私をこのカンファレンスに出席させないことや、ビットコインSVについて書かせないことが目的なのか。一プロトコルとしてのビットコインSVのテクノロジーについて書いているだけなのに、トローリングは驚くほど強烈で悪質なものでした。
過去にエンタープライズブロックチェーンやIBMブロックチェーンについても書いていますが、そのようなことは決してありませんでした。持続可能性や可変性、およびサプライチェーンロジスティクスについて書いたときもトロールに遭うことはありませんでした。
ビットコインSVについて書くたびに執拗なまでにトロールに追われ、こうしたことを通じ、人の行動を考える上で非常に興味深いものがあると感じました。
チャールズ・ミラー: どうしてそのようなことが起こるとお考えですか。
アイリーン・ブラウン: 恐らく誰か、または集団が、膨大な資本を投下し、ビットコインSVの成功を阻む目的で動いているのだと思います。
チャールズ・ミラー: それは、ビットコインSVの成功が、彼らの経済的な損失につながるといったようなことでしょうか。
アイリーン・ブラウン: まさにその通りです。ジェネシスプロトコルについて書いたときのことですが、ツイッター経由で、サプライチェーンをブロックチェーン上で運営するというツイッターユーザーから、記事を書かないかと勧誘を受けました。
しかし、そのユーザーから提供された資料に目を通しましたが、技術面において整合性のないものでした。
私はジャーナリズムの視点から様々なものを書いています。そして私は1993年に始まる相当のテックオタクでもあり、その依頼元のテクノロジーが現実性に乏しいことを瞬時に理解しました。
そこで、そのユーザーのフォロワーを見ると誰一人とないことから、その者は私が有償でビットコインSVについて記事を書く「役者」であるとの証拠を得ようとしていたことに違いありません。
私はこれまで一度たりとも、いかなるビットコインも意図的に購入したこともなければ、マイニングしたこともありません。ビットコインを持たないことで、テクノロジーにフォーカスし、業務上の中立性を貫くことができると考えています。
チャールズ・ミラー: ビットコインSVについて何か賞賛があれば是非お伺いしたいのですが、いかがでしょう、我々が「いい者」であるとの結論にいたりましたでしょうか。
アイリーン・ブラウン: ええ、では、これはテクノロジー面での見解で、あなた方に対する個人的な意見ではありません。
私自身、過去にマイクロソフトで8年間働いた経験や、またソフトウェア業界の見地からみるビットコインプロトコルのソフトフォークには戸惑いを覚えるところです。
プロトコルの固定についてですが、過去をご存知の方であれば、HTTPやFTP、ゴーファープロトコルというのもありました。その70年代初期の(インターネット)プロトコル混迷期を経てHTTPに落ち着き、今ではもうこの先のFTPの繁栄は見込めないわけですが、ちょうどそのようなことがビットコインプロトコルに起こっているのだと見ています。
私はハードフォークがあったことを非常に支持していて、全ノード間でコンセンサスを有し、プロトコルの安定性を得るにいたりました。どこかの若者が、自宅の寝室で得た思い付きで、プロトコルに変更を加えてしまうなどということがなくなりました。
特に、一つのブロックに数千ものトランザクションを収めるスケーラビリティのあり方に賞賛しています。それこそが、私がビットコインSVに惹かれた原動でした。さらに一つのブロックに数百万ものトランザクションを収めることのできるここから先のテラバイトブロックは、成功を収めるマイナーへは大きな収益をもたらし、一方、そのブロックに収まる数百万の人々の各手数料を極めて小さなものにします。
これと対照的に、BTCはそのトランザクションコストに加え、一つのブロックを生成するに必要なコスト等、これではスケールするはずもありません。一定の品質を保ち、水平スケーラビリティおよび分配型構造を有すものが勝ち残ることでしょう。
チャールズ・ミラー: 最後に、あなたのマーケティングに関する専門知識をお借りしたいと思います。これまでにソーシャルメディアマーケティングに関する著書がありますが、ビットコインSVが置かれている立場を踏まえ、有効なマーケティングや問題点等についてお聞かせください。
アイリーン・ブラウン: 著書は2冊あり、もう一つは「デジタル・マーケター」です。これはキャリアガイドで、デジタルマーケターになるための基礎知識について書いたものです。
ビットコインSVについて、否定的な意見が多く行き交っていますが、これは時間とともに消えゆくと思います。必要なのは、SVプラットフォームへのインフルエンサーの参加だと思います。不変的かつ改竄不能な記録システムの重要性、及び大企業にとってスケーラビリティへの投資がいかに価値あるものであるかなど、信頼のおけるテクノロジー関係者による包括的かつシンプルな解説が必要です。先のプレゼンテーションでも述べたように、実際にビットコインSVに参入した人々が、一般的なビジネス用語を使って説明することなどが重要です。
アナリスト、ガートナーの予測では、2030年における全ビットコインのビジネス規模は3.1兆ドルです。これは膨大な規模の経済圏が出現することを意味し、あらゆるタイプのビジネスにとって、いかにビットコイン上いることが大きなことかということです。
ここからの10年で、ビットコインSVがどう一段上のエンタープライズスケーラビリティ、ロードバランシング、フェイルオーバー、適切なトランザクションサイズ等を実現するかなど、これらの不確実性を克服した先には、ビットコインSVを取り巻く起業家精神も相まり、いずれ大企業によってこのプロトコル全域に安定性がもたらされることでしょう。
チャールズ・ミラー: アイリーンさん、ビットコインSVについて非常にポジティブな見解を頂きました。このことで、またソーシャルメディア上で嫌がらせに遭うことのないよう願っています。
お話頂きまして大変感謝します。
訳:BSVJ
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