訳:BSVJ(抜粋・意訳)
エクソダス.ioのクリスです。ビットコインSVを取り上げたいと思います。
分岐したビットコインそれぞれに、多くの情熱が注がれていることはよく理解しています。ですので、ここではどれが本物のビットコインで、皆さんがどのビットコインを使用すべきかなどを伝えることが目的ではありません。我々が理解するところの事実のみをシンプルに紹介します。
では、ビットコインSVとはどういうものでしょう。何がBTCやBCH※と異なるのでしょう。先ずは歴史、それには論文「ビットコイン」から始めたいと思います。
サトシ・ナカモトは単独で論文「ビットコイン:ピアツーピア電子キャッシュシステム」を発表しました。誰がサトシ・ナカモトか、また単独か否か諸説あり、我々がそれを探求することはありませんが、ここではビットコインSV発起人として知られるクレイグ・ライトを取り上げたいと思います。
クレイグ・ライトがサトシであると考える多くの人々が、ビットコインSVもまた真のビットコインであると考えているようです。彼らは、ビットコインSVがサトシ・ナカモトのオリジナルヴィジョンを維持継承する真のビットコインであると主張します。
ビットコインSVと創設者のクレイグ・ライト、論文ビットコインにつながりがあることへ触れましたが、同論文で、ビットコインは「電子キャッシュ」であることがその題名に記されているとおり、これこそがビットコイン創設の理念であることが理解できます。
では、BTCは電子キャッシュでしょうか。仮にそうであっても、BTCが一番効率的な送金手段であると考える人はほとんどいないでしょう。
市場が強気相場の高いところでは、送金手数料が天井を突き抜けました。その時、BTCネットワークは限界点に達していて、送金が数日間滞るケースも発生しました。
これはBTCが電子キャッシュとなるには大きな障害を抱えていることを示しています。もちろん、異論があれば、「BTCが日々の使用に最適である理由」を是非コメント欄にお書きください。
小さなブロックのBTCネットワークでは、より大きな手数料を支払うトランザクションを優先して処理しています。手数料が小さい場合、一体どれぐらい時間を要するでしょうか。(映像:ゾウガメの歩み)
こうしたことは「ビットコインのスケーラビリティ問題」として知られています。
ビットコインSVはBCHとの分岐ののち、ブロックサイズを128MBに引き上げます。後の2019年7月24日、クウェーザーと称すアップデートでブロックサイズを2GBへ引き上げます。これはBTCブロックサイズの2千倍に相当する大きさです。
さらに2020年2月4日、ジェネシスアップグレードでブロックサイズの上限を取り除き、トランザクション容量は、理論上「無限」に達しました。
大企業のニーズに応えるべく、ビザやマスターカードと競うハイスピードトランザクションを可能にしています。またBSVブロックチェーン上で、大規模なアプリケーション構築を可能とする基盤を整えています。
BSVは、事業者が低コスト、かつ即時決済を可能とするグローバル決済システムの構築へ真剣に取り組んでいます。
現在、クレジットカードを受け入れている事業者は一回当たり2~3%程度の手数料を支払っています。また実際に、事業者が売上を手にするまでには1~3日を要します。BSVであればトランザクション手数料は1セントの半分以下です。
ビットコインSV創設者は、BSVはサトシ・ナカモトオリジナルビットコインへの回帰であるとしています。
膨大な量のトランザクションを処理し、安価かつ迅速なネットワークトラフィックを構築。まさに効率的な「ピアツーピア電子キャッシュシステム」を実現しています。
これには誰もが、オリジナルのビットコインホワイトペーパーに記される「ピアツーピア電子キャッシュシステム」への回帰であることに納得するはずです。
※同ビデオ内でクリスさんは、BSV、BCH、BTCをそれぞれビットコインSV、ビットコインキャッシュ、ビットコインと称していますが、混乱を避けるため、本文ではビットコインキャッシュ、ビットコインをそれぞれBCH、BTCと表記します。
BSVJ