Dr. クレイグSライトx Mr. パトリック・ベットデイヴィッド
訳:BSVJ(全文)
Mr. パトリック・ベットデイヴィッド: ビットコインがモノの購入に利用されている割合は何パーセントぐらいでしょうか。
Dr. クレイグ・S・ライト: 極めて小さな値です。金銭的価値に照らして見た場合、現在より2011年に使用された額のほうが大きいほどです。
Mr. ベットデイヴィッド: (驚いた表情で)何がそうさせていると?
Dr. ライト: ギャンブルへの信仰、ビットコインは無税で金儲けできる手段など、やり取りのほとんどがトレーディング市場であって、それは極めて愚かなことです。やがてお金がなくなっていることに気付くでしょう。
既に必要な規制は敷かれ、法も整備されています。ただ、それらが効力を発揮するまでには少し時間を要します。
今後18ヶ月のうちに、ヨーロッパとイギリスで第5次資金洗浄対策指針規定が発足します。これにより、身元がリンクされていないウォレットに、150ユーロ以上の価値をもつことは犯罪行為とみなされます。そう大きな額ではありません。
Mr. ベットデイヴィッド: クレイグ、聞かせください。今現在、ビットコインは9,226ドルです。どうでしょう、ビットコインは10万ドルへ向かっていると見るべきでしょうか、それとも100ドルへ向いていると見るべきでしょうか。
Dr. ライト: (ため息、首を横に振り)BTCが10万ドルに届くことはありません。それ以上の言葉はありません。
Mr. ベットデイヴィッド: 10万ドルに行かないんですか?!
Dr. ライト: ノー。
Mr. ベットデイヴィッド: もし、誰かアナリストがそう言っていたとすれば、その確率は高いでしょうか、それとも低いでしょうか。
Dr. ライト: 低いでしょう。
Mr. ベットデイヴィッド: どのくらい低いと?
Dr. ライト: ゆくゆくは、相当でしょう。問題は、皆さんが気が付いていない、忘れていることです。
20年遡ってみてください。当時、既にデジタルマネーは存在しました。そうした「産業」は既に動いていました。しかも今よりも大きなレベルにおいてです。
eゴールドやMネットなどそうです。ピアーなんとかといったもの、そうしたネズミ講へ人々は資金をつぎ込んでいました。後に株式市場の暴落などもあり、基本的にすべて弾け、消滅しました。
上昇すると信じれば上昇するなどということはなく、そんなことがうまくいくはずもありません。そういうのはドッグフード・ドットコムというものです。
実際にお金を稼ぎ出す何かや、実際にその仕事をする何かがなければ、それは中身のない約束に過ぎず、いずれ終わりを見ます。
ドッグフード・ドットコムではなく、アマゾンであるべきです。より安価、かつ効率・効果的に、日々より多くの取引量をやり取りするシステム、例えばビザやマスターカード等が使いたがらないようなトランスミッションシステムなら、それは他の誰かに取って代わられるだけです。
それで、ただ座っているだけで「ビットコイン(BTC)ですよ」とか。
ノー、ソーリー。
より良いものを提供するのか否かにつきます。世の中はそう動くものです。誰かがそれを好まざると関係ありません。それが世の常です。人々は移り気です。我々はもっと上が見たいのです。
値上がり、価値の保存を掲げ、ビットコインを始めるといったコンセプト、そのネズミ講詐欺の連中は既にここにいます。この先(彼らの新規流入)はありません。これっきりです。スキャム連中はもうみなここに入っています。
世間の一般の人々は、そんなものに興味はありません。人々の関心は、デジタルキャッシュの出現はいつか、(トレード等の)金儲けなどではなく、実際に「使う」キャッシュです。その実現まで、何かが起こることはありません。
Mr. ベットデイヴィッド: サトシナカモトのあなたの口から、現在9,022ドルのビットコインが20万ドルではなく、200ドルにより近いといった予想はちょっと大胆な印象を受けるところですが。
Dr. ライト: BTCをビットコインと見ることはできません。(オリジナル)ビットコインにセグウィットはありませんし、彼ら(BTC開発者)が売り込もうとしているコンセプトは、私が創設したものとは異なります。
※一部、内容を訂正しました。
BSVJ
Bitcoin will never go over $100,000- Craig Wright with Mr. Patrick Bet-David