ジミー・ウィン
ビットコインEXPOボゴタ
※同プレゼンテーションの前半部分です。ほとんどのみなさんは既にご存知の内容だと思います。プレゼンテーションの中・後半では、スライドに沿っていくつかのスケーリング・データが示され、最後にオンチェーン・アプリケーションの例として、ファイブ・バックス、ユアーズ、ストリーマニティ、アップタイムSVが簡単に紹介されました。
■変更から復元まで10年の歳月
「ビットコインを買って持っていればいつか価格が上がり、リッチになれる」と、お考えの方が多いのではないでしょうか。
それは決しておかしなことではないかもしれません。ただ、我々が考えるビットコイン本来の姿はそうしたことに終始するものではありません。
みなさんのコロンビア・ペソが、銀行に置いておけばいつかは価値が上がると待ち続ける人はいないと思います。お金は稼ぎ、使ってこそ意味があります。
ここに、10年の「ビットコイン史」を簡単に紹介します。
2008年、サトシ・ナカモトがビットコイン、「ピア・ツー・ピアー電子キャッシュ」を世界に向けて発表します。
翌2009年、ブロックチェーンが稼働を始めます。
当初はBTC、場合によってはXBTとして始まりますが、後に「コア開発」と呼ばれるグループが支配し、プロトコルやコードに重大な変更が加えられます。
2017年8月、ビットコインのオリジナル・デザインを保とうとするグループによってビットコイン・キャッシュが発足します。
オリジナル・ビットコインの復元を目指しますが、一部の開発グループによってまた新たな変更が加えられ、別の方へと向かいます。
そして昨年、nチェーンおよびコインギーク、カルヴァン・エアーらが集い、オリジナル・ビットコインの保全を目指して戦い、その結果がビットコイン・サトシ・ヴィジョンです。
多くの開発者は、サトシ・ナカモト以上にビットコインに精通しているという考えに陥りがちです。そして、彼らは様々な変更を加えようと試みます。
こうしたことが、ビットコイン史10年の根底にあります。
我々はデザイン、プロトコル、他すべてをサトシ・ナカモトが10年前に始めたオリジナルを復元します。
10年前、もしみなさんがビットコインについて知り、驚き、魅せられ、信じたものがあれば、今日それを引き継いでいるのはビットコインSVだけです。
■ビットコインの4本柱
ビットコインは「安定したプロトコル、スケーラビリティ、セキュリティ、安全即時決済」の4本柱を軸にデザインされました。
しかし、度重なるプロトコルの変更によって開発が遅れています。みなさんが運営するウェブサイトも、プロトコルが安定しているからこそ開発・発展が可能です。
プロトコルが変更されれば、その時点でサイトは使用できなくなります。変えられたプロトコルに対応するため、サイトの再開発を余儀なくされます。その間、サイトは閉鎖されてしまいます。
また、拡張性の確保に最も重要なのはブロックサイズです。大きくなくてはなりません。初期のレガシー・チェーンでは1MBに設定されていました。写真1枚分のサイズでしかありません。
ビットコインのブロックチェーンは10分毎に、リクエストされた送金をまとめ上げ、ブロックにしますが、1MBでは一まとめにできる送金数は限られます。
これを秒あたりに換算すると、7件のトランザクションでしかありません。VISAカードでは平均約2千件のトランザクションがあり、ピーク時は毎秒5.6万件と言われます。
小さな1MBブロックでは、送金は直ぐに滞ってしまいます。それはメンプールに貯えられ、順次処理されますが、BTCでは先月、先々月とも、未処理のトランザクション数は5万件に上りました。
これは、医師不足の病院の待合室が、患者で溢れ返っている様子を想像すれば分かりやすいと思います。
そして、BTCの送金コストは跳ね上がり、2018年1月には一件当たり約40ドルの手数料を記録しています。スーパーのレジでお金を払う際に、追加でさらに40ドルを支払う人はいません。これでは電子キャッシュとしての機能を果たせません。
中 略
当初から、ライト博士の構想、すなわち「サトシ・ヴィジョン」は壮大です。世界を巻き込んだ一大経済圏を創造することにあります。世界で40億を超える人々が日々利用することを目指しています。
取引所でビットコインを買って値上がりを待つのではなく、日常のお金として使用して下さい。ものを買うだけでなく、ビットコインを稼いでください。
未だかつて、誰も考えたことのないような素晴らしいアイディアで、是非、ビットコインを稼いでください。
訳:BSVJ
Jimmy Nguyen: Bitcoin SV is Bitcoin you EARN and USE