米下院議員発言=リブラ公聴会|McHenry Delivers Opening Remarks at Hearing on Facebook's Project Libra

米下院議員発言=リブラ公聴会

ある記事で、「フェイスブックは、リブラ基金の会員同士が、各々の商売を加速させるためにクリプトー・マフィアを形成か」と、ヘッドラインを飾っています。

率直に申しましょう。我々がこの革新的技術に対する理解が足りないから否定的になるのではなく、これをしようとしているのがフェイスブックだから問題視しているのです。私は懐疑的に見ています。

これを暗に政治的論議に終わらせることなく、政府の正当な監視下に置き、議論を重ねていくべきであると考えています。それが今日、私がここで訴えたいことです。

フェイスブック参入の有無にかかわらず、デジタ通貨は実在し、その変化を無視すべきではありません。ブロックチェーンは正真正銘の新技術分野です。

フェイスブックのこの新世界への参入そのものが、それらが事実であることの裏付であると言えます。問題は、同社の影響の範囲が広大に及ぶということです。

ビットコインWPの著者であるサトシ・ナカモトが目指し、追随者らが創造する世界とその活力を止めてはなりません。我々はそうした発明を阻止すべきではないのです。

現に、そうした試みは既に失敗に終わり、ここから我々が考えるべきことは、この新技術が持ち込む機会と挑戦に、政府としてどう向き合っていくかです。

ある政治家は、「許可主義」を基礎とした社会の構築に前向きです。彼らは、新技術が育つ以前に芽を摘んでしまおうとします。

しかしそれとは逆に、アメリカの革新性を信じる者がいることを忘れるべきではありません。

アメリカ経済は、世代をまたぐ発明とその発明者、そこでの起業家精神を通じた競争と試行錯誤の下で育まれ、そうしたがことが今日の繁栄へと我々を導いたのです。

我が党は開発者たちと共に、責任ある新技術を効果的に前進させる準備ができています。それは他国追随ではなく、米国が先導を切り、米国内から世界に向けて発信すべきなのです。
訳:BSVJ